2026年9月時点
楽天ポイント、PayPayポイント、dポイント、Pontaポイント。
普段の買い物やスマホ決済で貯まったポイントは、 買い物に使うだけでなく「投資」に回すこともできます。
ただし、ポイントを使った投資には大きく分けて、
- 証券口座を作らずに値動きを体験する「ポイント運用」
- 証券会社で実際の株式や投資信託を購入する「ポイント投資」
の2種類があります。
ポイント運用は、ポイントのまま値動きを体験するサービス。
ポイント投資は、ポイントを使って実際の金融商品を購入するサービスです。
主要4ポイントは次の証券会社につなげられます。
楽天ポイント → 楽天証券
PayPayポイント → PayPay証券
dポイント → マネックス証券
Pontaポイント → 三菱UFJ eスマート証券
まず知っておきたい「ポイント運用」と「ポイント投資」の違い
名前が似ていますが、この2つはまったく同じものではありません。
| 項目 | ポイント運用 | ポイント投資 |
|---|---|---|
| 証券口座 | 原則不要 | 必要 |
| 実際の金融商品 | 購入しない | 購入する |
| 資産 | ポイントのまま | 株・投資信託など |
| NISA | 利用不可 | 対応商品なら利用可能 |
| 売却・引出後 | ポイントに戻る | 原則として現金等になる |
| 目的 | 投資体験 | 実際の資産形成 |
「ポイントが増減する」だけならポイント運用。
ポイントで実際の投資信託や株を買うのがポイント投資です。
投資初心者なら、まずポイント運用で値動きを体験して、 その後に証券口座でポイント投資へ進むという使い方もできます。
楽天・PayPay・d・Pontaのポイント投資を比較
| ポイント | ポイント運用 | 主な提携証券会社 | 実際に買える主な商品 |
|---|---|---|---|
| 楽天ポイント | 楽天ポイント運用 | 楽天証券 | 投資信託・国内株・米国株など |
| PayPayポイント | PayPayポイント運用 | PayPay証券 | 日本株・米国株・ETF・投資信託 |
| dポイント | dポイント運用 | マネックス証券 | 投資信託 |
| Pontaポイント | au PAY ポイント運用 | 三菱UFJ eスマート証券 | 投資信託・プチ株 |
ここから、それぞれ詳しく見ていきます。
楽天ポイント|楽天ポイント運用から楽天証券へ
楽天ポイント運用とは
楽天には、証券口座を作らなくても利用できる 「楽天ポイント運用」があります。
通常ポイント100ポイントから始めることができ、 選べる基本コースは次の2種類です。
| コース | 特徴 |
|---|---|
| アクティブコース | 株式の比率が高めで、比較的大きな値動きを目指す |
| バランスコース | 債券の比率が高めで、値動きを抑えた運用を目指す |
↓
楽天ポイント運用
↓
投資信託の値動きに連動
↓
引き出す
↓
楽天ポイントに戻る
これはあくまで投資体験で、 実際に投資信託を所有しているわけではありません。
本格的に投資するなら楽天証券
楽天証券では楽天ポイントを、 実際の金融商品の購入代金として利用できます。
1ポイント=1円として利用でき、主に次の商品が対象です。
- 投資信託
- 国内株式(現物)
- 米国株式(円貨決済)
- バイナリーオプション
NISA口座で利用できる対象商品もあります。
↓
楽天ポイント
↓
楽天証券と楽天IDを連携
↓
投資信託・国内株・米国株などを購入
楽天証券へ連携する流れ
基本的な流れは次のとおりです。
- 楽天証券の口座を開設する
- 楽天証券へログインする
- ポイントコースを「楽天ポイントコース」に設定する
- ポイント利用設定を行う
- 投資信託や株式を購入する
楽天証券では、一定条件を満たした楽天ポイント投資が楽天市場のSPU判定にも関係します。
楽天ポイント投資の注意点
すべての楽天ポイントが利用できるわけではありません。
原則として、
- 期間限定ポイント
- 他社ポイントから交換した楽天ポイント
などは楽天証券のポイント投資には利用できません。
普段の買い物などで獲得した通常ポイントは使いやすい一方、期間限定ポイントや他社から交換したポイントはポイント投資の対象外となる場合があります。
PayPayポイント|ポイント運用からPayPay証券へ
PayPayポイント運用とは
PayPayアプリには、 「ポイント運用」があります。
証券口座を開設する必要はなく、 通常は1ポイントから始めることができます。
2026年9月時点では複数のコースが用意されており、 米国株式市場、NASDAQ100、S&P500、金などの値動きに連動するコースがあります。
↓
PayPayポイント運用
↓
選んだコースの値動きに連動
↓
引き出す
↓
PayPayポイントに戻る
さらに暗号資産の値動きに連動するコースも用意されています。
100ポイント以上を追加する場合のスプレッド相当額や、暗号資産連動コースの追加・引出時の手数料相当額などがあります。利用前に最新条件を確認しましょう。
本格投資はPayPay証券
PayPayアプリ内には、 PayPay証券のミニアプリがあります。
ここでPayPay証券の証券口座を開設すると、 PayPayポイントを使って実際の金融商品を購入できます。
主な対象は、
- 日本株
- 米国株
- ETF
- 投資信託
です。
PayPay証券ミニアプリでは、 100円以上・1円単位で購入できます。
↓
PayPayポイント
↓
PayPayアプリ
↓
PayPay証券
↓
日本株・米国株・ETF・投資信託
PayPay証券への連携方法
- PayPayアプリを開く
- 「PayPay証券」を選択する
- PayPay証券の証券口座を開設する
- NISAを利用する場合はNISA口座も開設する
- 購入時にPayPayポイントを指定する
PayPayでは「ミニアプリ」が重要
PayPay証券には独立した「PayPay証券アプリ」もありますが、 PayPayポイント投資を利用する場合はPayPayアプリ内のPayPay証券ミニアプリを利用する点に注意してください。
普段使っているPayPayアプリから、ポイント運用だけでなく、証券口座を使った実際の株・投資信託の購入まで進めます。
なお、PayPayポイント(期間限定)はポイント運用やPayPay証券でのポイント投資には利用できません。
dポイント|dポイント運用からマネックス証券へ
dポイント運用とは
dポイントにも、証券口座不要の 「dポイント運用」があります。
100ポイント単位から始められ、 大きく分けて、
- おまかせ運用
- テーマ運用
があります。
おまかせ運用では「アクティブコース」「バランスコース」などから選び、 投資信託などの値動きに連動して運用ポイントが増減します。
↓
dポイント運用
↓
運用ポイントへ交換
↓
投資信託・ETF等の値動きに連動
↓
dポイントへ戻す
こちらも実際の投資信託を購入するサービスではなく、 ポイントを使った投資体験です。
本格的なポイント投資はマネックス証券
現在、dポイントと証券投資の連携で特に注目したいのが マネックス証券です。
マネックス証券では、 「dポイントで投資」として投資信託の購入にdポイントを利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 交換価値 | 1dポイント=1円 |
| 対象 | 投資信託 |
| 購入方法 | スポット・積立 |
| NISA | 対応 |
| 期間・用途限定ポイント | 利用可能 |
マネックス証券では、通常dポイントだけでなくdポイント(期間・用途限定)も投資信託の購入に利用できます。
これは楽天ポイントやPayPayポイントとの大きな違いです。
d払いアプリから「かんたん資産運用」へ
さらに現在は、d払いアプリの中に 「かんたん資産運用」 があります。
これはマネックス証券が提供するサービスで、
- 証券口座開設
- NISA口座開設
- 投資信託の購入
- dポイントで投資
- dカード積立
- d払い残高積立
などをd払いアプリから利用できます。
↓
dポイント
↓
d払いアプリ
↓
かんたん資産運用
↓
マネックス証券
↓
投資信託・NISA
マネックス証券との連携方法
大きく2つの方法があります。
方法1:マネックス証券から連携
- マネックス証券の口座を開設
- マネックス証券へログイン
- dアカウント連携を行う
- dポイント利用設定を行う
- 投資信託を購入する
方法2:d払いアプリから始める
- d払いアプリを開く
- 「かんたん資産運用」へ進む
- マネックス証券口座を開設する
- dアカウントを連携する
- dポイントで投資信託を購入する
dアカウント連携をすると、対象の投資信託の保有などによって dポイントを貯めることもできます。
SMBC日興証券でもdポイントは使える
dポイントにはもう一つ、 SMBC日興証券との連携もあります。
日興フロッギーの「キンカブ」では、 dポイントを使って株式を購入できます。
そのためdポイントについては、
→ マネックス証券
個別株にも使いたい
→ SMBC日興証券・日興フロッギー
という複数の選択肢があります。
同じdポイントでも利用先によって条件が違うので注意しましょう。
Pontaポイント|au PAY ポイント運用から三菱UFJ eスマート証券へ
au PAY ポイント運用とは
Pontaポイントでは、 「au PAY ポイント運用」を利用できます。
証券口座は不要で、 Pontaポイントを使って資産運用を体験できます。
2026年9月時点では、
- ポイント預金
- バランスコース
- インドチャレンジコース
- 米国チャレンジコース
- ビットコイン連動コース
などがあります。
株・債券系だけでなく、元本確保型の「ポイント預金」やビットコイン連動コースまで用意されています。
ポイント預金は1ポイントから、 その他の投資型コースは原則100ポイントから利用できます。
↓
au PAY ポイント運用
↓
好きなコースを選択
↓
運用
↓
Pontaポイントへ戻す
なお、ビットコイン連動コースには追加・引出時の手数料があります。
本格投資は三菱UFJ eスマート証券
Pontaポイントで実際の金融商品を購入する場合は、 三菱UFJ eスマート証券との連携が中心になります。
旧社名は「auカブコム証券」です。
Pontaポイントは1ポイント=1円として、
- 投資信託のスポット購入
- 投資信託の積立
- プチ株(単元未満株)
の購入に利用できます。
↓
Pontaポイント
↓
au IDを連携
↓
三菱UFJ eスマート証券
↓
投資信託・プチ株
三菱UFJ eスマート証券への連携方法
- 三菱UFJ eスマート証券の口座を開設する
- 証券口座へログインする
- au IDを登録・連携する
- Pontaポイント利用設定を行う
- 投資信託またはプチ株を購入する
auユーザーでなくてもau IDは取得できるため、 au回線を契約していない人でも利用できます。
au PAYアプリからも利用できる
au PAYアプリにもポイント投資への入口があり、 三菱UFJ eスマート証券の口座とau IDを連携することで、 Pontaポイントを使った投資へ進めます。
「au PAY ポイント運用」で投資体験
↓
三菱UFJ eスマート証券で投資信託・プチ株
というステップアップが分かりやすく作られています。
4ポイントの「投資へのルート」を比較
| ポイント | まず体験 | 本格投資 |
|---|---|---|
| 楽天 | 楽天ポイント運用 | 楽天証券 |
| PayPay | PayPayポイント運用 | PayPay証券 |
| dポイント | dポイント運用 | マネックス証券 |
| Ponta | au PAY ポイント運用 | 三菱UFJ eスマート証券 |
↓
ポイントを貯める
↓
ポイント運用で投資を体験
↓
証券会社と連携
↓
実際の株・投資信託へ
ポイント運用のまま続ける?証券会社へ進む?
ポイント運用が悪く、証券会社で投資する方が必ず良いというわけではありません。
目的が違います。
ポイント運用が向いているケース
- 証券口座をまだ作りたくない
- 投資の値動きを体験してみたい
- 貯まった少額ポイントだけを運用したい
- いつでもポイントに戻したい
証券会社のポイント投資が向いているケース
- 実際の金融資産を持ちたい
- NISAを利用したい
- 投資信託を積み立てたい
- 株式を購入したい
- ポイントだけでなく現金も合わせて資産形成したい
ポイント投資は「実際の資産形成」
と考えると分かりやすいでしょう。
ポイント投資の意外なメリット|ポイントを「現金資産」に変えられる
実際の証券会社でポイント投資をすると、 ポイントそのものを現金へ直接交換するのとは少し違う使い方ができます。
例えば、
↓
投資信託を1,000円分購入
↓
後日売却
↓
売却代金を受け取る
という流れになります。
つまり、ポイントで買った金融商品を売却すると、 その売却代金は通常、ポイントではなく証券口座の現金等として受け取ることになります。
これがポイント投資のおもしろいところです。
ただし、購入した金融商品は値下がりする可能性があります。
1,000ポイントで購入したからといって、 必ず1,000円以上で売却できるわけではありません。
期間限定ポイントには大きな違いがある
ポイント投資を比較するときに見落としやすいのが、 期間限定ポイントが使えるかどうかです。
| ポイント | 証券投資での期間限定ポイント |
|---|---|
| 楽天ポイント | 原則利用不可 |
| PayPayポイント(期間限定) | 利用不可 |
| dポイント(期間・用途限定) | マネックス証券では利用可能 |
| Pontaポイント | 通常のPontaポイントが対象 |
通常のdポイント運用では期間・用途限定ポイントを利用できませんが、 マネックス証券では期間・用途限定dポイントを投資信託購入に利用できます。
NISAとポイント投資は組み合わせられる
ポイント運用ではNISAは利用できません。
しかし証券会社で実際に金融商品を購入するポイント投資なら、 NISA対象の商品についてNISA口座を利用できます。
↓
提携証券会社
↓
NISA口座
↓
対象の投資信託・株式を購入
ポイントだからといって特別な「ポイント用金融商品」を買うわけではなく、 基本的には現金で買うのと同じ金融商品をポイントを購入代金に充当する仕組みです。
ポイント投資で注意したいこと
ポイントだから損してもいいとは限らない
「もらったポイントだから」と考えると、 必要以上にリスクの高い商品を選びやすくなります。
しかしポイントも1ポイント=1円相当の価値があります。
現金で投資するときと同様に、 商品の内容やリスクを確認して利用しましょう。
証券会社での投資は元本保証ではない
株式や投資信託は価格が変動します。
ポイントで購入した場合でも、 購入額を下回ることがあります。
NISA以外では税金が関係する場合がある
証券会社で実際の金融商品を購入すると、 通常の株式・投資信託と同じように利益や分配金などに税金が関係する場合があります。
ポイント運用とは扱いが異なるため注意してください。
サービス条件は変更される
対象ポイント、最低利用額、対象商品、ポイント還元率などは変更されることがあります。
実際に利用する際は各ポイントサービスおよび証券会社の最新情報を確認してください。
得ルート研究所としてのポイント投資の考え方
ポイント投資をするために無理にポイントを貯める必要はありません。
重要なのは、 普段の生活で自然に貯まったポイントをどう使うかです。
↓
ポイント獲得
↓
使う予定がなければ
↓
ポイント運用
または
証券会社でポイント投資
普段の生活で貯まったポイントについて、
「買い物に使う」
「お得な交換ルートを使う」
「投資へ回す」
その時点で一番使い道のあるルートを選ぶのが、得ルート研究所の考え方です。
まとめ|ポイントから本当の資産形成へつなげられる
| ポイント | ポイント運用 | 提携証券会社 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 楽天 | 楽天ポイント運用 | 楽天証券 | 投信・国内株・米国株など幅広い |
| PayPay | PayPayポイント運用 | PayPay証券 | PayPayアプリから株・投信へ進める |
| dポイント | dポイント運用 | マネックス証券 | 期間・用途限定dポイントも投信に利用可能 |
| Ponta | au PAY ポイント運用 | 三菱UFJ eスマート証券 | 投信・プチ株、au PAYとの連携が強い |
ポイント投資には、まずポイントのまま値動きを体験する「ポイント運用」と、 証券口座で実際の金融商品を購入する「ポイント投資」があります。
楽天ポイント → 楽天証券
PayPayポイント → PayPay証券
dポイント → マネックス証券
Pontaポイント → 三菱UFJ eスマート証券
というルートを覚えておくと分かりやすいでしょう。
最初は100ポイント程度でポイント運用を体験し、 興味を持ったらNISAなどを利用した本格的な資産形成へ進むこともできます。
ポイントは「使ったら終わり」だけではありません。
ポイント → 投資 → 金融資産 というルートも、ポイントの有力な使い道の一つです。
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※掲載内容は2026年9月19日時点の情報です。ポイント運用・ポイント投資の条件、対象商品、利用可能ポイント、手数料等は変更される場合があります。金融商品は価格変動等により損失が生じる場合があります。実際に利用する際は各ポイントサービスおよび証券会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
